第一種電気工事士の受験資格|実務経験なしで受験できるか
第一種電気工事士試験は、実務経験を問わず誰でも受験できます。実務経験が必要になるのは受験ではなく、合格後に免状の交付を受けるときです。受験資格と免状交付の要件を分けて整理します。
公開日: 2026-10-29 / 最終更新: 2026-10-29 / 診断ルールの確認日: 2026-07-26
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受験資格の有無
電気技術者試験センター「電気工事士の資格概要」のよくあるご質問は、電気系の仕事が未経験でも受験できるかという問いに、受験資格に実務経験は不要で、誰でも受験可能と答えています。受験の条件として実務経験を求めない、というのが公式の回答です。
受験案内の細かな条件、願書の受付期間、受験手数料は試験回ごとに変わりうるため、本記事では扱いません。受験申込みの前に、同センターの試験概要で最新の案内を確認してください。
合格後に免状を受ける要件
電気技術者試験センター「電気工事士の免状交付」によると、第一種電気工事士試験の合格者が免状を取得するには、次の(a)を除く電気工事について、3年以上従事した実務経験が必要です。
| 実務経験の対象にならない工事 |
|---|
| 電気工事士法の定義で電気工事から除かれている「軽微な工事」 |
| 電気工事士法で別の資格が必要とされている「特殊電気工事」(最大電力500kW未満の需要設備のネオン工事及び非常用予備発電装置工事) |
| 5万V以上で使用する架空電線路の工事 |
| 保安通信設備の工事 |
同ページは、試験合格以前の実務経験も対象になると案内しています。そのため、合格時にすでに第二種電気工事士として上記の実務経験を満たしていれば、すぐに都道府県知事へ免状を申請できます。免状の申請先は、居住する都道府県の免状窓口です。
つまり、実務経験が無い人でも試験には合格できますが、免状の交付を受けて第一種電気工事士として働けるのは、実務経験の要件を満たしてからです。法令上の根拠や実務経験の算入の考え方は電気工事士の免状要件、証明書の書き方は第一種電気工事士免状の実務経験証明書で整理しています。
試験以外で免状を受けるルート
同センターの同じページは、試験合格以外の資格と実務経験で免状を受けられる場合として、次の2つを挙げています。
- 電気主任技術者免状の取得者で、免状取得後5年以上、電気工作物の工事、維持または運用に関する実務に従事していた方
- 昭和62年以前に実施されていた高圧電気工事技術者試験の合格者で、合格後に上の表の工事を除く電気工事に3年以上従事していた方
免状を受けた後は、5年以内の定期講習の受講義務があります。内容は第一種電気工事士の定期講習を確認してください。
公式窓口で確認する事項
本記事は一般的な制度整理であり、個別案件の法的判定、電気工事の施工・設計、申請書類の作成や提出代行を行うものではありません。受験の条件は電気技術者試験センター、免状の交付要件と実務経験の算入は居住地の都道府県の免状窓口で最終確認してください。
まだ自身の区分を確認していない場合は、回答を保存・送信しない電気工事業区分セルフチェックを使うと、新規開業時の4区分の目安を表示できます。